こんにちは(^^)/
『1人でも多くの笑顔に出逢いたい…』をモットーに活動をしているピラティストレーナーの広瀬 絵美子です!

緊急事態宣言から約1ヶ月半。
スタジオのある千葉県は、いよいよ宣言解除となりました\(^o^)/
とはいえ、まだまだ気をつけなくてはいけないことが多い事実は変わらず…
そんな中で、今想うことを書いてみたいと思います(^-^)

2年前の父の手術

2年前の5月末。
父が脳の手術をしました。

手術直後、父は自分の名前を書くこともままならず
退院後も、簡単なポットの沸かし方すらわからない状況。

ただ、父の手術の場合は
『記憶を失った』のではなく
『つながり』が『リセット』された状況。
なので、脳のどこかに『記憶』は残っていて、1回つなげてあげると、それ以降はそれまで通りに出来ることも多いのです(^^)

幸い術後に大変な治療は無くリハビリに専念出来たので、父なりに『もとの自分に戻る』ことを目標にリハビリを続けましたが、なかなか本人が思うようには戻れず…

私は職業柄、様々な人生を歩まれている方々のお話を聞かせていただけていたことと、自分の身体に対する知識の中で
『もとに戻る必要は無いと思うよ。改めて作り上げれば良いんじゃない。』
と伝えてはいましたが、父としては『もとに戻れない自分』が許せなかったのです。

そんなこんなで2年が経ち…
娘の私から見ていると、多くのことは手術前と同じように出来ます。
ただ、やはりまだ上手く言葉が出てこなかったり、それまでの父には無かった『ミス』はあるので、本人としてはまだまだもどかしい様子。

しかし、ここ半年くらいで変わったことは…
『もとに戻る』ことへのこだわりが少し落ち着いてきたこと。

例えば…
言葉のつながりが上手くいかない時などに
今までは、それまでのようにスムーズに話せないことで、話すこと自体を諦めてしまっていたような場面でも…
最近は、今の父自身が思いつく表現の中で伝えてくれるようになったり…と。

いろいろな場面で『出来ないならどうするか?』に切り替えてくれることが多くなり、そのことで一時期よりも表情が柔らかくなったように感じるのです(^^)

戻る?戻れる?戻らない?

そんな父を見ながら想うことは…
病気になったり、現在起きているような過去にない世の中を目の当たりにしたり…
人生いろいろなことがありますが、そこから立ち上がる時に
『もとに戻す』ことは、とても大変だと思います。
と同時に、きっと
『もとに戻らない』という選択をすることは、すごく勇気がいることなんだと思います。

もしかしたら
『それまでの自分を捨てるんだ』
と感じてしまうかもしれないから。

でも…
多分そうではなくて。
それまでの自分があって
悩んだ自分がいるから
『戻れない』のではなく
『戻らない選択』
をすることが出来るように思うのです。

今回の『新型コロナウイルス感染症』により、それまでと何も変わっていないという方は、おそらくほとんどいらっしゃらないかと思います。
そして、甚大な影響を受けられている方々には、心からお見舞い申し上げます。

そんな中で…
全国で緊急事態宣言が解除されて、少しずつ『もと』に戻していくことにはなるものの…
そもそもコロナが無くなったわけではない中で、完全に『もとに戻る』ことは難しい。

…のであれば
自分が思う『理想の未来』のために…
本当に戻る必要があるのか改めて自分と向き合って
必要であれば『もとに戻らない』という選択をする勇気も持ちつつ
必要な部分は『もとに戻す』努力をしていきたいな♪
と思っています(o^^o)

⭐ アメブロ時代に、情報を必要としている方へ届くことを願って書き綴った『父の脳手術奮闘記』。
改めて必要な方がいらっしゃったら、届くと嬉しいです(^^)/
脳の覚醒手術…そしてその後 ~ 父の脳手術奮闘記 その1 ~
薬の副作用にはお気をつけて! ~ 父の脳手術奮闘記 その2 ~
セカンドオピニオン…大事です! ~ 父の脳手術奮闘記 その3 ~

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